ストレート
愛情表現はストレートなほうです。
じゃなくって!笑
さ、久しぶりにマジメ記事も書いちゃうよー!
今日のテーマは、【ストレート】
LGBT/ セクシャルマイノリティ業界では、
異性愛者を示す語句として使われています。
「ボクたちはストレートじゃないって言われているのかな。」
当事者の学生さんがつぶやいた一言です。
「異性愛者をストレートというのなら、同性愛者は歪んでいるのか」、「発達の途上で変異があったというのか」
当事者さんから問われたこともあります。
ストレートという語句には、
ネガティブなイメージが付き纏う。
いいえ、それは違うのではないでしょうか。
すべての物事には意味がある。
ネガティブなイメージを持っているのは、もしかしたら当事者自身なのかもしれません。だって、【ストレート】という語句は当事者たちがつくったコトバ。なにより、LGBT業界で使われているのだから。現にLGBTに関する知識のない人はストレートという言葉で異性愛者を連想することはそうそうありません。白黒ハッキリしている性格、もしくは真っ直ぐに伸びる髪型、という回答が主です。(研修談)
そして、【ストレート】が生物学上の性の在り方に基づいて生きる人を指すのならば、LGBT当事者の我々は自由で何にも縛られない、そんなポジティブな捉え方もできるでしょう。
また、ストレート(straight)ではなく、「strait」が語源であるという説もあります。つまり、堅苦しいこと・窮屈であること、それがストレート。自由で何にも縛られることのないLGBT当事者が、性的制約・婚姻的制約・法的制約の基に生きる異性愛者をそう名付けたのかもしれません。
異性愛者は「ノーマル」とも呼ばれます。
「じゃあ、同性愛はふつうじゃないの?」
そうではなくって、その枠に、固定概念に縛られることなく生きるLGBT当事者が、一般的な異性愛者をそう呼んだに過ぎないわけで。
「ストレートという言葉は、差別的な表現なのかもしれない」
その考えは当事者自身が生み出したもの。
マイノリティがマイノリティである所以。世界は思っているよりもきっとずっと楽しいから。
発想の転換によって、
世界はいつだってやさしく在れる。
比べるのはいつだって、自分自身。
Lism/maai