Lism -ビアンのふたりごと-

楽しさ、追求中。

LGBTについて学ぼう~バイセクとパンセクって違うの?

 
学びの秋5日目は、
早速のリクエストにお応えしていきましょう。
 
『【バイセク】と【パンセク】が同じであるように感じるのですが、その違いとは何ですか?結局は、バイセクなのではないでしょうか?』
 
まずは、
パンセク ▷ パンセクシャル(Pansexual)
ということで、用語説明から。
 
女性も男性も恋愛対象となる両性愛のこと。
SO:両性、GI:自分の性
 
恋愛に性別は関係のない全性愛のこと。
SO:全性、GI:自分の性
 
パートナーが女性の場合もあれば、男性の場合もある。となると、確かに状態像としては、バイセクシャルパンセクシャルも同じです。
ですが、根本的には全く異なります
 
性的指向が女性にも男性にも向くバイセクシャルさんの恋愛対象は全人類であるのに対して、パンセクシャルさんは「好きになった人が好き」ですので、恋愛対象は相当限られます。
 
73億人が恋愛対象のバイセクシャルさん、
たった1人が恋愛対象のパンセクシャルさん。
 
数値化すると、その違いは明瞭ですね。
 
とはいえ、このカテゴライズはLGBT当事者であっても正直なところ分かっていない人が大多数です。自分は異性愛者だと思っていたけれど、同性を好きになり、「バイセクシャル」だと気付いた。けれど、この世界に飛び込み交流を深めていくなかで、「パンセクシャル」という言葉を知り「自分はバイセクシャルではなくパンセクシャルだったんだ」と改めて気付いた、という人も多いです。(※1)
 
しかしながら、
自分が、恋愛対象に性別を意識しているのか
 
これを判断するのは非常に難しいことです。
 
「好きになった人がたまたま女性/男性だった」これはパンセクシャルでしょうか。性別を意識しているのかという定義に基づくと、正確にはバイセクシャルのような気もします。このように定義はあれど、非常に曖昧なわけです。
 
そもそも、パンセクシャルには、性別が男女で二分化されないという概念が含まれています。多様な性が存在するなかで、すべてが恋愛対象なのです。もともとは、トランスジェンダーさんやXジェンダーさんが性的指向となる場合のカテゴライズであったともいわれています。
 
性別意識という意味で、上述の「全性愛」はさらにふたつに分けられるともいわれています。
パンセクシャル(Pansexual)
恋愛に性別は関係のない全性愛者のなかでも、性別を全く意識しない汎性愛者のこと。
(男女関係なく好きになった人が好きタイプ)
 
オムニセクシャル(Omnisexual)
恋愛に性別は関係のない全性愛者のなかでも、性別を意識はしているものの、性的指向には性別が含まれない総性愛者のこと。
(男女ともに好きになった人が好きタイプ)
 
カテゴライズは様々ですが、結局のところ状態像は同じであるため、混同されているのです。
 
また、他者からは明確に見分けがつかないため、LGBTというネーミングにも含まれている「バイセクシャル」と名乗ったほうが、説明いらず(これこそステレオタイプの活用)。自分の経歴(※1参照)を語らずとも、一瞬で理解され得るからです。
 
結局は、自分がどう在りたいのか
 
カテゴライズだけではなく、自分は同性が好きだけれど、セクシャルマイノリティという括り自体が必要ない、そう思うことも自由です。
 
 
わたしに自由があるように、
 
あなたにも、あの人にも自由がある。
 
そこが大切なところ。
違いも大切、同じところを探すのも大切。
学びはますます、深まるばかり。
Lism教育部/maai